翼を広げた大きさは最大1.5mにも達し,コウモリの中ではかなり大型の種類です。鼻先がとがっており,顔がキツネに似ていることから英語では『Flying Fox(空飛ぶキツネ)』という名前が付いています。体毛は粗くて短い黒褐色で,首から肩にかけては橙色や茶色をしています。尾はほとんどありません。
完全な夜行性で,昼間は大きな木に大群でぶら下がって休息し,夕方になると主食の果実を求めて活動を始めます。活動範囲は時に長距離になることもあります。
小型のコウモリのように超音波を出して獲物の位置を確かめること(エコーロケーション)はできず,視覚に頼って飛行するため目が大きく発達しています。