救護センターブログブログ

2020年1月16日(木)12月の救護状況

<救護件数>
12月は鳥類3種3羽の搬入がありましたが,
残念ながら野生復帰に至った個体はいませんでした。

<救護原因>
冬鳥*であるオオバンの搬入がありました。
右の肩甲骨と両鎖骨を骨折している他,
頚(くび)を怪我しており,気管の一部欠損も見られました。

野生復帰が不可能であると判断し,
やむを得ず安楽処置となりました。

<対策>
冬鳥が飛来しています。
マガモやホシハジロなどのカモ類,ユリカモメなど水鳥の被害が多く,
放置された釣り糸・針にひっかかったり,交通事故により搬入されます。


       誤って釣り針を飲み込んでしまったマガモ

水辺を運転される際には十分ご注意頂くとともに,ゴミは適切に処理をしましょう。

ご協力よろしくお願い致します。

(*冬鳥…食料や環境に応じて日本で冬を過ごす鳥。
          冬が終わると繁殖のために北方に渡って行く。)

救護センター担当 アベ