救護センターブログブログ
2019年5月19日(日)花だより 06
マガモ
「うちらに関係ある花なんやて」 「ほんま~?」
京都の森にある救護センター掲示板周りに限定した植物紹介です。
ユキノシタが咲いています。
ユキノシタはユキノシタ科の常緑の草です。
湿った岩場,日陰,石垣の隙間などに生えます。
葉は食用にもされ,天ぷらはクセもなく美味です。
葉のしぼり汁は民間薬として,火傷や湿疹などに使われます。
一つ一つの花は小さいので,あまり気にも留められないようですが
よく見ると,こんなに可愛い姿をしています。
ユキノシタは俳句では夏の季語。
「鴨足草」の字を当てることもあるそうです。
その由来を調べたら,花の形説と葉の形説がありました。
葉を裏返すと赤みを帯びているので
葉のほうがカモの足に近いように思いましたが,どうでしょう。
葉の裏
マガモの足
救護センタースタッフ 吉川