救護センターブログブログ

2018年10月9日(火)ハヤブサ,新天地へ

一時は
   
トビ,            オオタカ,         ハヤブサ,
   
チョウゲンボウ,      フクロウ,         アオバズクが出たり入ったりし
「猛禽救護センター」の様相を呈していた野生鳥獣救護センターでしたが
今いる猛禽はハヤブサだけになりました。

いずれのハヤブサも治療の結果,まぁまぁ飛べるようになったのですが
野生下で暮らすほどには回復できず,救護センターで保護しています。

先日,そのうちの1羽が京都市動物園に移され,
京都の森にあるハヤブサ舎で飼育展示されています。

うちにいたときは「4月ハヤブサ」と呼んでいました。
4月に保護されたからです。
多い時で5羽もハヤブサがいたので,個体識別のために付けた名前です。

ハヤブサは目が大きいのですが,この子はとりわけ,
くりくりの瞳が可愛いと実習生に人気がありました。
野性味あふれる堂々としたメスで,体重はおよそ900g。
オスよりも体が大きいです。

ハヤブサ舎に移ってから10日ほど経ち,オスとの同居にも慣れてきたようです。

左がオスで右がメス。微妙な距離感ですね(^^;)
このオスも救護センター出身です。

メスのハヤブサはケージの端から端へ対角に飛ぶこともあり
その姿はなかなか壮観です。
カッコいいハヤブサを見に来てくださいね。

                             救護センタースタッフ 吉川