救護センターブログブログ
2018年3月25日(日)夢のマイホーム
さかのぼること約3か月前。
年末の大掃除の最中,救護センターの奥底から発見されたこちらをご覧ください。
暖かくなってきたこれからの季節,見かける機会も出てくるかと思います。
野鳥の巣です。
一番小さいのがメジロの巣。
コケや枯草,クモの糸などを使ったお椀形の巣です。
産座にはヤシ科の樹木の繊維部分が敷かれています。
(巣全体の形を作っている部分を外巣,
これに対して卵が乗る部分を産座(内巣)と呼びます。)
続いてはヒヨドリ。
メジロと比べると,なんとも豪快な巣です。
産座はメジロと同じようなつくりですが,
外巣は小枝や枯草などで粗くつくられているのが特徴です。
そして,こちらがエナガの巣です。私が野鳥ならこのお家に棲みたい!
メジロとヒヨドリがお椀形なのに比べて,
コケなどを使った袋状の巣になっており,
横に入口として穴が開いています。
産座には大量の羽毛を敷いているため,
ふかふか…いや,ふっかふか!ふっわふわ!なのです。
以上,クリエイティブな野鳥たちの紹介でした。
これからの季節は子育て中のため,遠くからそーっと見守ってあげてくださいね!
救護スタッフ アベ