救護センターブログブログ

2017年12月25日(月)メジロ

172日もの長い間,メジロを保護していました。
羽が生えてきても十分に伸びず,飛ぶことができないままでした。
時間をかけて回復を待っていたのですが,やはり野生復帰は叶わず
メジロの新天地での生活が始まりました。
動物園の京都の森エリアにある野鳥舎に移り
救護センター出身の先輩たちと過ごしています。
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  壁を伝って登るのが得意です♪

メジロは私たちの身近にいる鳥です。
冬には椿の花の蜜を舐めたり,熟れた柿をつついたりしています。
梅の花が咲くころには,こんな姿もよく見られます。
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『梅に鶯(ウグイス)』の成句に引っ張られ,
梅の枝にいる緑色の鳥をウグイスと思ってはいませんか?
梅に鶯とは取り合わせの良いことをたとえたもの。
実際に梅の枝に止まっている緑色の鳥は,メジロの場合がほとんどです。
ウグイスは恥ずかしがり屋さんなので,滅多に姿を見せません。

メジロは名前の通り,目の周りが白い縁取りになっています。
喉元の黄色のアクセントも可愛いですね。
小さな鳥ですが,愛らしい姿は日に日に存在感を増すことでしょう。
ぜひ,野鳥舎に会いに来てくださいね。

                              救護センタースタッフ 吉川