生き物・学び・研究センターブログ
2017年12月26日(火)珍客(勉強部屋百景83)
1週間くらい前の話です。
この日ゴリラのお勉強を始めると,ご褒美のりんごとにんじんがスムーズに落ちない現象がありました。たまーにご褒美が大きすぎてホースに詰まってしまうことはあるのですが,今回は大きなバッタが入り口をふさいでいました。外から来たのかエサにくっついてきたのかわかりませんが,テントウムシやカエルなど,たまに珍客が現れます。
もちろん邪魔だったので,そのバッタを捕まえてしばらく手に乗せて観察していると,ぴょ―んとゴリラ側に飛んでいってしまいました・・・。
近くで勉強をしていたゲンタロウは,
めちゃくちゃ警戒していました(笑)
お勉強中も「チラッ,チラッ」
それでもゲンタロウは勉強を続けていましたが,この日はゲンタロウを押しのけて,久しぶりにゲンキもお勉強を始めました。
ゲンタロウのようにバッタを警戒することはありませんでしたが,
「もしかして気づいていないだけ??」
その予想は的中し,バッタがくっついていた枝をゲンキは持っていってしまいました!
「あぁ~・・・」としばらく罪悪感に見舞われていましたが,
いつの間にかこちら側に逃げ込んでいました(笑)
実はこのバッタ,1週間くらいお勉強のセッティング付近でうろうろしており,どうやって生き延びているのだろうかと思っていました。でもゲンタロウはちょっかいかけてこないし,ゴリラがいない方にも逃げられるし,ゴリラのエサとして入れられている植物もたくさんあるし,意外と小さな昆虫や動物にとっては快適な空間なのかも?
ただこのバッタ,何度か扉の隙間からゴリラ側に飛んでいったので,そのたびゲンタロウはびっくり。
今度は扉の上の方を「チラッ,チラッ」
この日,ゲンタロウは珍客にドキドキされっぱなしでした。
生き物・学び・研究センター
櫻庭 陽子