救護センターブログブログ

2013年12月20日(金)ササゴイの採食

前回紹介されたササゴイのお話です。

幼鳥や幼獣で保護された場合,野生に帰す時に気になることは,自分で食べ物をとることができるかです。
果実食や草食の動物では,放野する場所によって希望を持つことができますが,生き物を捕まえて食べる動物では,そうはいきません。
私たちが育てたことによる影響がどれだけあるか気になるところです。

ササゴイは魚や両生類,甲殻類などを捕まえて食べるので,水槽の中に魚を泳がせ,動く魚を捕らせています。
魚を捕るところを,隠れて撮影させてもらいました。

しかし限られたスペースを泳ぐ魚,野生に帰って魚を探して捕れるかを考えると不安に思います。
そんな時,ササゴイの目つきが急に変わり,辺りをキョロキョロしだしました!
視線が定まった先を見ると・・・虫が止まっています!


まさか・・・と息をのんで観察していると,バシッ!!

なんと一突きで捕まえていました。
捕まえた虫をどうしていいかわからないのか,水に沈めたり,叩きつけたり,つついてみたりを繰り返していましたが,自由に逃げることのできる虫を捕まえた姿を見ると,野生でうまくやっていけるのではないかと希望を感じますね。

追記:このササゴイは10月に放鳥されました。

救護センタースタッフ 森本