生き物・学び・研究センターブログ
2018年9月2日(日)たくさん食べてもらえました*
何をたくさん食べてもらえたのかといいますと・・・
今年も昨年に引き続き,イベント「○○○を育てて動物たちに食べてもらおう!」を開催していました。前回はサツマイモを育てて大収穫できました↓
https://www5.city.kyoto.jp/zoo/event/report/20171028-27514.html
さて今年は・・・*
こちら。スイカです。
4月下旬,育苗ポットに種を蒔くと,数日で発芽し,かわいい双葉が出てきました。
5月下旬,本葉もすくすく生長し,おとぎの国屋上の畑へ植え替えです。参加者のみなさんには,めいめいに好きな品種の苗を持ち寄っていただきました。
ポットから畝へ植え替えをすると,さらにのびのびと生長!蔓も葉もいきいきとして,きれいな黄色い花が咲きました。
受粉のための花粉は,ほとんど虫たちと風が運んでくれました。
花のあとに小さなスイカの実がみえます。
そして,7月中旬には立派なスイカの実がたくさん。
収穫予定日は8月下旬でしたが,この夏の酷暑ではスイカがもたないな・・・ということで,皆さんには予定よりはやめに収穫しに来ていただきました。今年も大収穫です。
早速,どうぶつたちにあげてみました。
初めのころは,食べごろかどうかの見極めがむずかしく・・割ってみるとまだ真っ白・・・
そんなスイカも冷たくて歯ざわりがよかったのか,ちゃんと食べてくれたニホンツキノワグマのほのかちゃん。ありがとう。(後日,真っ赤なスイカも食べてもらいました。)
ニシゴリラのゲンタロウたちも皮までおいしく食べてくれたよう!猛暑の日は,飼育担当さんが冷凍スイカをつくってくれました。
こちらは,生まれて初めてスイカを食べたカバのツグミさん。最初のひとかけはぺっと放られてしまいましたが,あれ,なんかおいしいやん・・・と気付いてくれたのか,数口目からは食べてくれました!
チンパンジーのニイニたちは,予想どおりの好反応!オレンジ色や黄色の品種も大好評でした。
熱帯動物館の仲間たちも,パクパク食べてくれました。写真は,アカアシガメとホウシャガメさんたちです。
アカゲザルの御長寿,イソコさんたちにも。喜んでもらえたようでよかった。
そして,アジアゾウの美都さんたちも。大きめスイカも小ぶりスイカも鼻でひょいっと持ち上げて,豪快に食べてくれました。
畑では,京都精華大学の学生さんたちがゾウの糞からできた肥料で事前に土づくりをしてくれていたので,こうして美都さんたちにも食してもらえて,良い循環になったと思います*
他にもいろいろな動物たちに夏の味を楽しんでもらえました。
ちなみに,本日まで開催していた納涼イベント「ゾウさんおたべやすスイカ in プール」で使用していたものはプロの農家さんが育てたスイカです。やっぱり,プロのスイカは違うな-,すごいな-と実感しましたが,動物園スイカ↓もなかなかのできだったのではないでしょうか・・・*
終盤は,あまりにたくさん収穫できすぎて,どうぶつたちにも若干飽きられてる感はありましたが, みんな食べてくれてありがとう。
来年はどんな野菜ができるのでしょう。どうぞお楽しみに*
今年度も御参加いただいたみなさん,ありがとうございました。
生き物・学び・研究センター 瀬古