生き物・学び・研究センターブログ
2017年10月29日(日)日本子ども学会に参加・発表しました
先日,日本子ども学会の学術会議に参加してきました。
今回は子ども学会の理事からの推薦枠ということで,京都市動物園にやってくる前から高知県立のいち動物公園で一緒に研究をしている先生方から推薦していただきました。
今回の会議のテーマは「子どもとスポーツ 新時代」,
そして私のポスター発表内容は,
櫻庭陽子,山田信宏,高橋一郎,川上文人,高塩純一,竹下秀子,田中正之,友永雅己,林美里
「脳性まひチンパンジー女児の姿勢と行動―麻痺側後肢の動きに着目して」
です。
ヒトでもなく,スポーツの「ス」の字すらない内容の発表でいいのだろうか・・・?と不安でしたが,逆にもの珍しさから興味を持って聞きにきてくださった方もいらっしゃいました。もちろん,チンパンジーの話は私だけでした。
講演には,元陸上競技選手・400mハードル日本記録保持者の為末大さんやスポーツドクターの辻秀一さんなどの著名な方のお話を聞くことができました。『本番に強い人は,「負けたらどうしよう」などという未来の心配をせずに,今に集中しているから強いんだ。』という言葉を聞き,いつも今に集中して食べ物を探したり喧嘩したりお勉強したりしているチンパンジーたちは,いつも最高のパフォーマンスを出しているのだろうな,と感じました。
今回,今までほとんど触れたことのなかった「スポーツ心理学」に触れるいい機会になりました。動物園にどうやって生かしていくのか(もしくは生かせるのか)は今後の課題です。
そしてスポーツがテーマということで,体力測定コーナーがあり,一通り測ってみました。握力だけ平均以上でした(笑)
生き物・学び・研究センター
櫻庭 陽子