生き物・学び・研究センターブログ
2017年6月30日(金)ラオスからのゲスト(その3)
本日は,京都大学野生動物研究センターで国際セミナーを行いました。
このセミナーは,京都大学霊長類学・ワイルドライフ・サイエンスリーディング大学院の後援をえて,
Asula seminar(国際セミナー)として,進行はすべて英語で行いました。
案内ページはこちら(京都大学のサイトです)。
当日はあいにくの雨でしたが,京都大学の大学院生を中心に17名の参加者を得ました。
一人目の発表は,Dr. Chittana Phompila(チッターナ・ポンピラ)さん
ラオス国立大学林学部の先生です。
タイトルは「An Overview of Biodiversity Research at Faculty of Forest Science, National University of Laos (ラオス国立大学林学部における生物多様性研究の概要)」
発表後の質問の時間では,演題についてだけでなく,ラオスにおけるゾウ保全の現状などについてもディスカッションがありました。
二人目は,岐阜大学応用生物科学部の八代田真人先生です。
タイトルは「Feeding enrichment for captive Asian elephants: effect of tree leaves feeding on their nutrition and behavior(飼育下アジアゾウの採食エンリッチメント:ササの葉の給餌がゾウの栄養や行動に及ぼす割合)」
京都市動物園では,岐阜大学の八代田先生の研究室との共同研究でゾウの栄養学的な研究を2年前から行ってきました。今回は現在までのプログレス・レポートをお願いしました。
2題とも活発な質疑応答があり,あっという間の2時間でした。
セミナーが終わったころ,雨が上がってきたので,時計台まで移動。
正門の前でも記念撮影。
さて,いよいよ明日は,動物園で講演会を行います。
「子ゾウのふる里~ラオス・サイニャブリー~」
日時,平成29年7月1日(土)午後2時~3時
場所,京都市動物園 正面エントランス レクチャールーム
参加費はかかりませんが,高校生以上は入園料は必要です。
ご案内のページはこちら(講演内容の要旨も掲載しています)
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※講演会に参加された方には,もれなくゾウのオリジナルポストカードセットをプレゼントします。
ぜひお越しください。
田中正之