飼育員ブログブログ

2021年6月27日(日)私たちはホンドフクロウです

京都の森エリアにいるホンドフクロウです。

左からフックン,アカアト,ウルです。

土日ともなれば,この子たちを見て,「ヘドウィグや~」と楽しげに話す親子連れの声が幾度となく聞こえてきます。

ホンマはちゃうで~!と言ってあげたいけれど,大きなお世話になりかねないので,この場を借りてお伝えします。

イギリスの魔法学校の男子生徒が飼っているヘドウィグという名のフクロウは,雪のように白い羽をしています。目の色(虹彩)は黄色です。
物語や映画をよく思い出してくださいね。
ホンドフクロウとはずいぶん違っていますよ。

ヘドウィグにそっくりな白いフクロウは,フクロウ舎にいます。

シロフクロウのオスのイワン・トーです。

さて,京都の森にいるホンドフクロウは,こんな子たちです。

フックンはおっとりとした男の子です。
 
最近はよく羽繕いをしていますが,じっとしていることのほうが多いので,
「置物かと思ったわ」と言われています。

ウルはまん丸な瞳の男の子です。

作業していると地面に降りてきて,じっと見守ってくれます。
…と言いたいところですが,実際は私を監視しています (;^ω^)

アカアトは怖がり屋さんの女の子です。

作業していると,飛び回ったり,壁面に張りついたりします。
来園者の皆さまからは「飛んだぁ~♪」と好評ですが,実は落ち着かずにバタバタしているのです (>_<)

ホンドフクロウ舎にいる3羽は,とても個性豊かな子たちです。
3羽の違いが,分かるようになりましたか?

種の保存展示課 よしかわ