飼育員ブログブログ
2020年5月20日(水)熱帯動物館は休館中 Ⅰ
熱帯動物館ファンの皆様へ
動物園は5月18日に開園(京都府民限定)しましたが,3密を避けるため熱帯動物館は休館しています。
そこで,元気に過ごしている動物たちを御紹介します。
Ⅰ ボールニシキヘビ ←クリックすると動画ページに移動します(youtube)
ヘビトンネルのある部屋で暮らしています。ボールパイソンとかロイヤルパイソンとも呼ばれています。
顔をアップで見てみると,くぼんでいるところがあるのがお分かりでしょうか?
ここは「ピット」と呼ばれる器官で,温度を感知して獲物を捕まえるために役立っています。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の一助として,発熱を感知するために使用されているサーモグラフィーは,このピット器官を応用したものです。
そして,舌を出し入れしていますが,ヘビの下は味ではなく,臭いを感知しています。
また,耳の穴はありませんが,骨伝導によって音を聞いています。
現在は,014(オス)・マルコ(メス)・サンキチ(オス)・ミヤ(メス)の4頭が展示室にいますが,水浴したり,木の枝を移動したり,ドーム型の観覧窓にくっついたりと思い思いに過ごしています。
副園長 和田