飼育員ブログブログ

2020年5月20日(水)いい刺激になっているようです

先日5月18日から京都市動物園は開園を再開いたしました。
今回41日間休園をさせていただきましたが,
京都市動物園が明治36年に開園して以来,おそらく最長の休園期間でした。
(戦後間もないころの休園期間でも1か月程度だったそうです)

京都府民限定という形での開園となったり,感染防止対策により動物たちとの
距離を取らせていただく仕切りをさせていただいたりと
以前とは違う形での観覧をお願いしております。
それでも皆さんのご理解のおかげで,大きな混乱もなく,
来園者も動物たちも安心して過ごせています。
また,飼育員へのお心遣いのお言葉もたくさんいただき,
本当にありがとうございます!

さて,園内にお客さんが戻ってきたことで動物たちに変化はないかな~と
まずはゾウたちを観察していました。

もともと京都市動物園には5頭のゾウが居ますので,
彼らは彼らで休園期間も鼻で遊んだり,追っかけっこをしたりと
ゾウ同士で密な時間を過ごしていましたので,
あまり変化はないかな~と考えていました。

しかし開園初日にやってきたお客さんの方へと美都が歩いて行って
鼻上げをする姿や,お子さん連れの方向に鼻を伸ばしている春美カムパートを見て
やっぱりゾウたちにとってもいい刺激になっているのかなと感じました♪

(左から夏美ブンニュン,春美カムパート,美都)

もちろん,突然人が増えてビックリしている動物たちもいるかもしれません。
久しぶりの動物たちにテンションが上がってしまうかもしれませんが,
是非この機会に動物たちと接する際の距離感も意識してご覧いただけると嬉しいです♪

新しい生活様式はまだまだ始まったばかりですが,
動物園で少しでも明るい気持ちになっていただけたら嬉しいです(^‐^)b

                    アジアゾウ担当 アラマキ