2018年2月5日（月）甲羅の脱皮

ヘビやトカゲの脱皮はよく知られていますが，一部の水棲カメも甲羅を脱皮します。
熱帯動物館のキーパーエリアにいるニシキマゲクビガメや展示しているニューギニアナガクビガメなどが甲羅の脱皮をおこないます。
甲羅の脱皮頻度は，あまり決まっておらず，今回2年ぶりに甲羅の脱皮がみられましたので紹介します。

甲羅の脱皮は，一度に全部の甲羅が剥がれるのではなく，数日かけながら一枚ずつ剥がれ落ちていきます。
白っぽい甲羅が古い部分で，黒いところは脱皮が済んで新しい甲羅がみえている部分です。
写真は，キーパーエリアで成長中のニシキマゲクビガメのこどもです。
ポロポロと甲羅が剥がれはじめて・・・

毎日，少しずつ新しい甲羅の枚数が増えていきます。

脱皮中はあまりきれいな見た目ではありません。

脱皮が始まってから約2週間ですべての甲羅が剥がれ落ちて，見違えるほどきれいな甲羅になりました。
スッキリ！！

なお，展示しているニューギニアナガクビガメはちょうど脱皮の最中です。
写真の茶色っぽい部分が古い甲羅で，黒っぽい甲羅は脱皮済みの部分です。

このような甲羅の脱皮殻が水底の落ちていたら，甲羅が剥がれた証拠です。

熱帯動物館で脱皮中のニューギニアナガクビガメを探すというマニアックな楽しみ方はいかがでしょうか？(^_^;)
 

熱帯動物館担当　セオ