飼育員ブログブログ

2017年3月31日(金)ミライは淡泊なキリンのようです

3月10日にキヨミズがこの世を去ってから,早くも3週間が過ぎようとしています。
多くの来園者の方から献花やお手紙なども頂き,彼がみなさんに広く深く愛していただいたことが伝わってきます。

どうもありがとうございます!!

 

さて,キヨミズが去った後のアフリカの草原では

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コドモのキリンだけでなく,ミライ(一番右)も座っています!!
今まで日中にミライが座る光景を見るのは,彼女の出産直前くらいでほぼありませんでした。
それが,最近は天気が良い午前中はよく座るようになりました。

3月12日のオカベコウタのブログに「死を受け入れられるくらい柔軟で多様な社会関係」と述べてありましたが,たしかにその通りと思う反面,わたしは,キリンの元々の社会性がそこまで濃くない(人間のようではない)からかとも思うのです。

特に,ミライは,自分のコドモたちが他の動物園へ搬出されていく当日もその晩も翌日も,なんら変わらない生活を送っていました。

そして今回。

キヨミズは,じぃっとしているミライを見ると傍へ寄って行き,体をスリスリしたりマウントしようとしたり,ある意味「うっとうしいなぁ…」といった行動をとって,それでミライが嫌がることもありました。
想像ですが,今のミライは゛何の気兼ねもなく”じぃっとゆっくりしていられるから゛堂々と”座っているのではないでしょうかねぇ(^^;)

個体によって違うとは思いますが,キリンの行動の新たな発見をしました。

 

かわむら