飼育員ブログブログ
2016年4月14日(木)ジャガー部屋のインテリアを考える。
閉園後,ジャガー展示室のアサヒ。
昨年京都市動物園にやってきた彼ですが,
やってきてから実はしばらく担当がやきもきしていることがありました。
それは↓
少々,血なまぐさい画像で申し訳ないのですが,
床のコンクリがあまり彼の肉球に相性が良くないのか
グラウンドの様子が気になるのか,
室内をそわそわ動き回った結果,肉球が擦り切れることがありました。
(ちなみにミワも外のアサヒが気になる日には,同じように切れてしまうことも。)
寒い冬の夜,外と室内を開放することには少々ためらいを感じたため,
担当はいくつかのグッズを取り入れることにしました。
1.丸太(アサヒ)&ブイ(ミワ)
これらに餌の肉をくくりつけ,
目指すは憧れの上半身マッチョジャガー。
エクササイズに取り組んでいます(アサヒのジャンプ)。
2.キリンの敷き藁を敷き詰める!
キリンの室内には滑り止めを防ぐ目的とベッドを兼ねて
藁が敷いてあります。
キリンの部屋を掃除すると,乾いていてまだ使えそうな部分がある…。
これはまだまだ使えるのでは…??ということで
ジャガー部屋に敷き詰めることに。
・経費削減!!(エコノミー&エコロジー)
・キリンが踏んでくれているので,すでにやわらかい!
・草食動物(本来ジャガーとキリンは自然界では接点はないですが)の
匂い(フレグランス?)に興味津々・・・かもしれない?
(キリンのフンは,ジャガーへの感染症のリスクは低いだろうと大目に見て。)
という1石3鳥の素晴らしさ。
・・・もちろん掃除の手間はかかりますが。
正直なところ,外の様子が気になっている状態は
あまり変わらないのですが,
そこらへんはミワとアサヒの今後のお付き合いによるのかなぁ・・・。
一応,最近は血を見ることは無くなりました。
ジャガー担当 オカベコウタ