2019年4月22日（月）花だより　04

「もう咲いてるんやて」　「ほな，見に行こか」

京都の森にある救護センター掲示板周りに限定した植物紹介です。
今回は木の花です。

シロヤマブキ（バラ科）
ヤマブキに雰囲気が似ていますが，ヤマブキの白花ではありません。
シロヤマブキの花びらは4枚。
シロヤマブキの葉は対生（対になって出る葉）です。

花が終わるとツヤツヤとした黒い実ができます。
来年の春先まで実が残るものもあります。

こちらはヤマブキ（バラ科）です。
花びらは5枚。
葉は互生（互い違いに出る葉）です。
京都の森のあちこちにありますよ。

ヤマブキと言えば，太田道灌の故事にある
「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞ悲しき」後拾遺和歌集
兼明親王の歌でよく知られていますね。
このヤマブキは八重咲のヤマブキだったのでしょう。
八重ヤマブキには実はつきません。

八重ヤマブキ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　救護センタースタッフ　吉川