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2021年2月13日(土)(公財)山階鳥類研究所との連携記念講演会の開催について

   2018年11月12日,京都市動物園と(公財)山階鳥類研究所は,双方の野生動物に関する研究及び教育の事業を更に発展させるため,連携協定書を締結しました。
 同協定の締結を記念して,下記のとおり連携記念講演会を開催しますので,お知らせします。3年目となる今回は,同研究所自然誌研究室研究員の齋藤 武馬(さいとう たけま)氏から,小笠原諸島固有種となったオガサワラカワラヒワについてお話しをしていただきます。
 また,同研究所を紹介する「ポスター展」も併せて開催します。

(1)  日時 2021年(令和3年)2月13日(土) 午後2時~3時
(2)  会場 京都市動物園 レクチャールーム (定員 50名)
       ※事前申し込み制。先着順。
       (別途,動物園の入園料は必要です)

(3)  講演者 齋藤 武馬 (公財)山階鳥類研究所自然誌研究室研究員
(4)  内容 
      「絶滅寸前?! オガサワラカワラヒワの生態と保全」

    オガサワラカワラヒワはカワラヒワの亜種であり,小笠原諸島固有の亜種と考えられてきましたが, DNAや形態の違いから別種(固有種)であるという研究結果が2020年に発表されました。また,近年個体数が減少し,絶滅の危険性が高まっています。オガサワラカワラヒワはどんな鳥なのか,遺伝的,形態的特徴から解説するとともに,減少している個体数の現状やその原因についても保全の立場から紹介します。

(5) 参加費 無料(動物園入園料は必要です。)

(6) 定 員 40名(申込先着順)

(7) 申込方法
ア 応募方法 メール ikimonomanabi@city.kyoto.lg.jp
    又は FAX 075-752-1974
イ 必要事項 件名「山階鳥研講演会 参加希望」本文に,参加者の氏名(複数名の場合は全員の氏名),電話番号。
ウ 募集期間 令和3年1月9日(土曜日)~2月12日(金曜日)

(7) 主催 京都市
(8) 共催 (公財)山階鳥類研究所

(9) お問合せ 
京都市動物園 総務課(電話:075‐771‐0210)
※午前9時から午後5時まで。ただし動物園休園日を除く。


小笠原諸島(撮影:小笠原自然文化研究所)


オガサワラカワラヒワ(撮影:向哲嗣)


齋藤武馬氏


DNA実験(齋藤武馬氏)

本講演に関して,山階鳥類研究所のプレスリリース記事があります。
日本固有の鳥が 1 種増える!? ―海洋島で独自に進化を遂げた希少種オガサワラカワラヒワ―
山階鳥類研究所 プレスリリースのページ(5月27日に該当の記事あり)
山階鳥類研究所発行のプレスリリース記事(PDF形式,3.2MB)

【参考】本市と(公財)山階鳥類研究所との連携について

「野生動物保全に関する研究及び教育普及の連携に関する協定」を平成30年11月12日に締結。野生動物保全のための「種の保存」と「調査・研究」,「環境教育」を実践する場としての機能充実を目指す「京都市動物園」と,動物特に鳥類に関する総合的研究を行い,我が国の文化や科学の発展,生物多様性の維持,地球環境の保全に取り組む「(公財)山階鳥類研究所」とが連携し,野生動物の理解,保全,共生に向けた取組を連携して行うことを目的とするもの。
 平成30年度以来,毎年1月に連携記念企画展を実施しており,昨年度は,令和2年1月24日に連携記念シンポジウムとポスター展を実施している。
※詳しくは,連携事業のページをご覧ください。