イベント
フィールドビンゴin京都市動物園
平成28年5月22日(日) 生物多様性の日を記念したワークショップ「フィールドビンゴin京都市動物園」を開催しました。
今回は,もともと体験型学習が出来るエリアとして整備した「京都の森エリア」を活用し,水路でつながっている噴水池も対象エリアとしました。
参加者には,「見る」「聴く」「嗅ぐ」「触れる」の感覚の中から,それぞれ指示されたものを見つけ出し,ビンゴシート9マスにイラストを描きこんでいきました。なお,ピンポイントの指示やいろいろなものが当てはまるような大まかな指示を用意しました。
ちなみにピンポイントの指示は「ザリガニをつる!」でした。外来種である「アメリカザリガニ」を釣ることの意義や「ヨシ原」は生き物が住みやすい環境であることに気づければと考えました。
それにしても,ザリガニはとても人気があります。しかし,外来種であることをお話するとともに,噴水池に在来の生態系を再整備するために,戻さずにツルの餌として活用しました。
京都の森エリアでは,水路・たんぼのあぜ・池などで昆虫・植物・動物などなどたくさんの発見が出来たのではないかと思います。
最後にレクチャールームでまとめをして終了としました。とても暑い日の暑い時間帯での開催となりましたが,御参加いただいた皆様どうもありがとうございました。
今後,園内での観察活動を続けていく中で,より細かい指示でのフィールドビンゴも出来るようにしていきたいと思います。また,動物園を利用される一般の方にも御利用いただけるものも検討していきたいと思います。みなさんも,身近な自然を活用して取り組んでみてはいかがでしょうか?
生き物・学び・研究センター 和田