イベント

ゾウのミトにサツマイモ畑をプレゼント!開催報告

平成28年5月14日(土) 13組26名のミトファンに御参加いただき,「サツマイモ畑をプレゼント」イベントを開催しました。
まずは,ゾウ舎オスグラウンド前に集合し,東に面した木の扉から管理専用通路を通り,コンポスト処理機の前に移動しました。

ここでは,グラウンドで畑の土を作るために使用したゾウの糞から作った肥料を観察するとともに,この日の朝に回収した生のゾウの糞を機械にどのように投入しているのかをご覧いただきました。一時は起動せず,どうなることかと思いましたが,見ていただけてよかった!

投入後,これから準備する畑のどの場所に参加者が持ち寄ったサツマイモを植えるかを決めるために,区画の説明及びくじ引きを行いました。

区画は3畝作って,それぞれを5区画に分けることで,15区画を整備することにしました。

なお,①から⑬区画は参加者のサツマイモを植えていただき,⑭と⑮区画は動物園で「スイカ」「メロン」「カボチャ」を植えさせていただきました。ちなみに,美都に一番近い区画を①としました。番号札は,これまた「ゾウの糞」と牛乳パックから取り出したパルプを混ぜて作った紙を使用しました。

参加者の区画を決め,みんなで畝作りを行いました。


下か2歳8ヶ月から上は62歳まで,みんなで力を合わせて畝が出来ました。

畝が出来たあとは,5分割し,それぞれの区画にサツマイモを植えました。

植え終わったら,苗にたっぷりと水を与えます。

こうして,「サツマイモ畑」が無事に完成しました。

出来上がったサツマイモ畑と記念撮影です。ハイチーズ!

皆さんお疲れ様でした。今回のプログラムはここで終わり.........ではありません。

 

せっかくの機会ですから,今は遠く離れたところからしか見えない「美都」に近くで会ってもらうことにしました。

美都が飼育員の号令に従い,参加者の前に全身を現しました。

この時,あらためて「色が白い」「毛が長くなってる」などの変化を実感していただきました。

こうして,久しぶりの再会を果たした後は,興味津々でとなりのグラウンドの作業を気にしていた子ゾウたちにおやつを上げました。

御参加いただいた皆様,暑い中ご苦労様でした。これから,収穫までには4ヶ月ほどかかる見込みですが,水やりしながら観察を続けます。
ちなみに翌日ですが,

畝の間にたっぷりと水をながすとともに,苗にはホースで散水しました。

また,美都もきっと変化に気づいたはずですが,普段と変わらない様子で餌を食べており,特に警戒している様子はありませんでした。

このままサツマイモ畑がおいしそうに成長していったら,もしかしたら。。。。と期待しています。
皆さんも動物園に起こしの際は,サツマイモ畑の様子や美都の様子を是非観察してみて下さい。
生き物・学び・研究センター 和田