イベント

ず~どすえ。動物園大学in京都

 平成23年3月21日(月) 京都大学及び京都大学と連携する動物園によるシンポジウムを開催しました。なお,開催に先立ち,東日本大震災でお亡くなりになられた方々に対して黙祷を捧げました。また,被災された多くの方々への義援金活動もシンポジウムとして行いました。

 会場は京都会館・会議場。当日はあいにくの雨模様。準備した200席が埋まるのか心配していました。

 しかし,朝9時の開場から多くの方にご来場いただき,あっという間に席が埋まり,後から椅子を追加するほどでした。

 午前中は,京都大学と連携している京都市動物園,名古屋市東山動植物園,よこはま動物園ズーラシア,熊本市動植物園,チンパンジー・サンクチュアリ・宇土の飼育員から,各園での取組について熱く語った後,会場とのフリートークでも,活発な質疑応答がされました。

午後からは,日本動物園水族館協会の山本会長の基調講演が行われました。折りしも,3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震及び津波により多くの尊い命が失われるとともに,多くの方が被災されました。そして,その中には,同じ組織の仲間である動物園・水族館も含まれていました。そこで,会長として指揮している支援活動の取組や今後の動物園のあり方についてお話いただきました。会場からも多くの御質問や御意見が出されるなど,動物園の果たすべき役割についてあらためて気づかされました。

 その後,京都市動物園に会場を移し,ポスター発表並びにNPO等による活動紹介が行われました。


 
 また,北九州大学 九州フィールドワーク研究会からは 天蓋棟梁を派遣していただき,スタードームを設営しました。 

 本シンポジウムは,連携動物園が協働して開催した初めての取組です。このようなシンポジウムは今後の動物園の進むべき道を考えていく上で大きな役割を果たしていくものになると思います。
 ご参加・ご協力いただいた皆様,どうもありがとうございました。