イベント
野生動物学のすすめ
京都大学との連携3周年事業「野生動物学のすすめ」(3/19~21)に,ご参加いただいた皆様並びにご協力をいただいた皆様ありがとうございました。
京都市動物園が取組んでいる「調査・研究」や野生での現状などを知っていただく場になった思います。
今年のメイン会場は,おとぎの国・ラマ舎・アシカ池・クロエリハクチョウ舎の撤去跡地で,新京都市動物園構想に基づく「アフリカの草原」整備予定地で開催しました。
多くの方が「えぇっ!おとぎの国」がないと驚かれていたのが印象的でした。
会場のテントでは,野生動物の保全等に取組むNPOの活動紹介やZOO CAFEでの動物パンや珈琲の販売,京都市動物園ふぁみり~によるカモの色塗りイベントなどが行われました。なお,テントは岡崎中学校のご好意でお借りしました。ありがとうございました。
「飼育員に聞いてみよう」は,キリン,トラ,類人猿(ゴリラ・オランウータン・チンパンジー),ゾウの飼育員が来園者が疑問に思っていることにお答えする企画でしたが,なかなか質問がしにくかったようです。
京都市動物園は,「近くて楽しい動物園」を目指していますが,この「近い」は動物との距離だけでなく,飼育員との距離も含まれています。気軽にお声掛けいただけたらと思います。
19日は京都大学野生動物研究センター(WRC)の村山教授による体験型プログラム「ゲノム実習」を行いました。参加者を小学校5年生から高校生までに設定したのですが,講義は少し難しかったかな?
でも,性別判定結果を,みんな熱心に確認していました。
20日は,WRC 田中准教授によるチンパンジーの勉強体験を行いました。昼からの実習でしたので,同じ勉強を行っているマンドリルやシロテテナガザルをまずは観察。
次いで,室内に戻り人間代表として,チンパンジーが取組んでいる課題に挑戦!上手くできたかな?
実習の事前募集の際には,大人の方からの問い合わせもありましたので,大人のための実習プログラムも今後の検討課題だと感じました。
ご来園された際には,御意見箱等をご活用いただき,皆様のご意見・ご感想・ご要望などをお聞かせ下さい。