飼育員ブログブログ
2014年11月3日(月)鳥類舎事件簿~その5~
今回の事件簿は「大事件簿」です。
事件簿NO.17 悲しいお知らせ・・・
事件簿NO.4でお話ししたオオヨシゴイですが,長い闘病生活の末10月29日に残念ながら亡くなってしまいました。
オオヨシゴイを展示している施設は珍しいため,彼を見るのを目的に来園してくださる方々も多くみられました。
当園のオオヨシゴイは2007年11月に救護センターに持ち込まれ,野生復帰が不可能なために鳥類舎にて展示することになりました。
飛べないので度々ひっくり返っていましたが,エサをよく食べる元気な個体でした。
ヨシゴイのヨシは植物の葦(ヨシ・アシ)のようにまっすぐになってじっとする姿勢から来ているとか・・・・
それがこのポーズ。
お客様にも気づかれず,じーっとしていることも多々ありました。
もうすぐ新居にお引越しという時に貴重な1羽が亡くなってしまって本当に残念です。
事件簿NO.18 さようなら鳥類舎
これらが鳥類舎です。
昭和60年に建てられて以来鳥たちを守ってきてくれたところです。
ここがまもなく取り壊されます。
特に野鳥舎内は長い年月で定着した草木やシダ,コケがなじんで,私はとても好きな場所でした。
鳥たちは来年夏にオープンする「京都の森」に一足お先に引越しします。
と,いうことで来年夏までここにいた鳥類はご覧になることができませんのでご了承ください。
事件簿に加わる話題がありましたらお知らせしますね^_^
再びみなさまにお会いできる日までサヨウナラ!!
種の保存展示課 タカギナオコ