救護センターブログブログ
2016年9月18日(日)8月の放野
猛暑日が続く8月12日に,オオタカ,ケリ,セグロセキレイ2羽,ハクセキレイ,メジロ,マガモの6種7羽を放野しました。
マガモ?マガモって冬鳥では…と思われた方も多いことでしょう。
マガモは冬に日本にやってくる渡り鳥ですが,ずっと居ついてしまう個体もいます。
彼は密かに京都暮らしを満喫していたのかもしれないですね。
毎日,水かきのある足で器用に細い枝に乗り,外の景色を眺めていました。
どの鳥も動けなくなって,じっとしているところを保護されて,救護センターにやって来ました。
治療とリハビリを経て,野生に帰ります。
放野する際に使う段ボール箱に,私は「Live long and prosper!」と書きました。
バルカン人のあいさつで,「長寿と繁栄を」という意味です。
セカンドチャンスをもらった鳥たちに,次の世代に命をつなげていってほしいとの願いを込めて送り出しました。
救護センター 吉川