救護センターブログブログ
2013年1月7日(月)スズメ2羽の飼育ボランティア
写真のスズメは,5月24日に持ち込まれました。
右翼を骨折し,骨折部から先が壊死していたため断翼しました。
もう一羽のスズメは,10月18日に持ち込まれ,左の烏口骨という骨を骨折し,ずれて固まってしまったため,飛べなくなりました。
どちらも,野生に帰すことができないため,飼育ボランティアさんを探していました。
救護センターに持ち込まれる動物は,野生復帰を目的としているため,なるべく人に慣れないように管理するのですが,ボランティアさんに飼ってもらう場合,ある程度人に慣らしておく必要があります。(ただ,野生動物は完全には,人になれません。)
スズメの場合,鳥カゴの目隠しを外し,人の姿が目につくようにしておきます。目隠しを外してしばらくは,近寄るとかなり暴れてしまいましたが,しばらくすると、少し落ち着いてきます。
ボランティア希望の方に,一度見に来ていただき,飼育管理の注意点などを説明します。野生動物の管理には少し気を使わなければいけませんが,それでも飼っていただけるようなら手続きをしていただき、決定になります。
今回は無事,ボランティアさんが決まり,本当に良かったです。
それぞれ,11月26日,12月13日に引渡しすることが出来ました。
これからも,元気に過ごしてほしいと思います。
※飼育ボランティアについて詳しくは、「飼育ボランティア募集のお知らせ」をご覧下さい。
救護センタースタッフ 村上