生き物・学び・研究センターブログ

2018年3月31日(土)新たな研究展開になるかも!?(勉強部屋百景93)

動物園の桜は今が満開です。

岡崎地区では,「岡崎桜回廊ライトアップ&十石舟めぐり」(by 岡崎魅力づくり推進協議会)も始まりました。

さて,今日から1週間,京都大学野生動物研究センター 熊本サンクチュアリから,特定助教の狩野文浩さんたちが,共同研究のために動物園にやってきました。

熊本愛にあふれるTシャツを着ているのが狩野さんです。

彼らは,類人猿舎のチンパンジーたちで新しい研究を計画しています。
今日は,まず,チンパンジーたちの様子を見学(ついでに,勉強の手伝いもしてもらいました)。


見慣れない人たちを気にせず勉強する大人たちと,気にするニイニ。


外から見ると,こんな感じです。もともと狭い勉強部屋の人用スペースなので,行き交うのもたいへんです。(チンパンジーのための空間を優先した結果です)


チンパンジーたちが運動場に出た後に装置を設置しました。

アイトラッカーという,目の動きを検知して,どこを見ていたのかを記録する装置です。
モニターに映像を提示して,チンパンジーがどこに注目するのかを調べようとしています。

いきなり使えるとは思いません。
明日から,少しづつ馴れていってもらえたらいいと思います。
お楽しみに。


田中正之