生き物・学び・研究センターブログ

2017年8月9日(水)ラオス生物多様性会議に参加してきました!~その2:国立公園訪問など~

滞在4日目にはビエンチャンから100kmほど離れた,Phou Khao Khay国立公園を会議参加者とともに訪問しました。

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行く道はたいていスムーズでしたが,最後のほうは激しく揺れながらのドライブでした。

その途中になんと,セキショクヤケイのメス2羽に出会いました!

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セキショクヤケイを家禽化したものがニワトリなので,ニワトリ好きの人からすると神様のような存在…

車の中からなのできれいな写真が撮れなかったのですが,高く飛んでいく姿はニワトリとの違いを感じさせました。

 

森にいる時間は短いものでしたが,入ってすぐのところに数年前に同定されたという新種の植物が2種!生物多様性の高いラオスではまだまだ新しい種が眠っているようです。

今回の会議でも植物を中心に,新種発見の発表も結構ありました。

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この国立公園にはテナガザルやマカクザル,キョンなどもいるようですが,今回は哺乳類には会うことはできませんでした。昔はゾウも生息していたということですが,今やどこかに移動してしまったということです。

 

5日目にはビエンチャン市内から1時間ほど車で走ったところにある,ラオス国立大学の森林科学部の演習林を訪れました。周辺の村は伝統的な家が残っている美しい場所でした。

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今年は激しい風雨に見舞われたようで,演習林内では木々がずいぶん倒れていました。

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ラオスでは保全のための法律があっても,それが実施に生かされていない現状がたびたび指摘されていました。多くの課題がある中で,ラオス国内外さまざまな人が野生動物と森と人との関係をつなぐ活動をしていることを知りました。今回の渡航を活かして,これからどのようなことができるのか考えていきたいと思っています。

 

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こちらの写真はラオス国立大学のチッターナさん,パンサマイさんと次世代を担う学生たち。みなさんとてもいい方でとてもよくしていただきました。どうもありがとうございました!

 

 

山梨裕美