生き物・学び・研究センターブログ
2017年7月20日(木)霊長類学会@福島
7月15日から17日まで,福島県福島市「コラッセふくしま」で開催された
日本霊長類学会第33回大会に参加・発表してきました。
大会HPはこちら<http://www.psj33.com/>
東北新幹線福島駅には歓迎の案内板がありました。
京都市動物園 生き物・学び・研究センターから3人が発表しました。
私(田中)は,チンパンジーの「お勉強」9年間のまとめを発表。
ポスターP-46 京都市動物園におけるチンパンジーの学習展示
京都高度技術研究所の吉田信明さんとの共同発表です。
年によって,月(季節)によって,または個体によって,チンパンジーの参加の程度に差は見られるものの,総合してみれば,9年を通じて安定して勉強に参加してくれていたことが分かりました。
また,後から加わった個体も,先に参加していた個体を見ながら,やがて自分から参加するようになりました。
6月から新しく加わった二人。
主席研究員の山梨裕美さん
「飼育下オスチンパンジーにおける社会関係と⻑期的ストレス」
京都大学野生動物研究センター熊本サンクチュアリで行った研究成果で,京都大学野生動物研究センターの方との共同発表。
研究員の櫻庭陽子さん
「脳性まひチンパンジー女児の行動分析の試み」
高知県立のいち動物公園のチンパンジーを対象にした研究で,のいち動物公園,京都大学他多くの方との共同研究。
私の話は4月の「夜の図書館カフェDEトーク」で一部お話ししましたが,他の二人の話もいずれ機会を作ってお話しさせていただきたいと思います。御期待ください。
田中正之