飼育員ブログブログ
2021年8月3日(火)セミのなる木?
セミは土の中で幼虫として約6年,長いと10年以上過ごします。そのため,たくさんのセミが羽化した年は,たくさんの卵が産まれるので,数年ごとにセミの数が増えるという現象が起こります。
そして,今年はその数年に一度のセミの多い年ではないかと思います。
なぜなら,京都の森野鳥舎の北側にあるケヤキで多くのセミが止まっており,
セミのなる木なのかと思うほど目に付いたからです。
ここ数年,これだけの数のセミが目についたことはありませんでした。
また,最近はアブラゼミよりも
クマゼミが多くなっているように感じます。
動物園では,そんな自然の変化が感じられるとともに,学べる場所でありたいと思います。
副園長 和田