飼育員ブログブログ

2021年2月9日(火)どうぶつ大接近 ゾウ舎・ヤギ,ロバ編

「どうぶつ大接近」は,京都市動物園で今年度初めて実施した有料のプログラムです。
いつもよりも動物たちに近い場所で,直接担当飼育員からその動物の詳しい話を聞きながら,もっと深く知っていただくために企画しました。

1月には「キリン・シマウマ」 「熱帯動物館」で実施しました。

2月7日に実施した「どうぶつ大接近」は,「ゾウ舎」と「ヤギ・ロバ」で,それぞれ10名の方々が参加してくださいました。
参加者は先着順で事前に募集しましたが,人気がありあっという間に決まってしまいました。

「ゾウ舎」では,まずはゾウが毎日過ごす室内を御覧いただきました。

そして広い室内で2組に分かれ,エサと骨格標本の説明をしました。
エサはもちろん実際に与えている物,そして標本も実物を使ってお話しました。

この時点では,まだゾウたちは見えていません。
はやる気持ちを抑えながらも,みなさんとても興味深くお話を聞いてくださいました。

お話の後はついにゾウたちとご対面です!

ワイヤーロープで仕切られただけの至近距離で,きっといつもより大きく見えたのではないでしょうか。
御希望の方にはゾウと一緒に撮影するために,スタッフがカメラをお預かりしシャッターを押しました。

ゾウたちが特別な時にだけもらえる大好物の乾パンも参加者の方々に与えていただきました。

直接与えることはできませんが,鼻で上手に巻き取る行動も間近で観察できたと思います。
 

そして,もうひとつの「ヤギ・ロバ」のプログラムです。
まずはロバの「ハル」と一緒に園内散歩に出かけようとしたところ…

この日はとてもお客様が多かったこともあり,少し興奮してしまいいつも通りのお散歩ができませんでした…><
参加のみなさんは,そんな状況を察してくださり,快く中止を受け入れていただきましたことを感謝いたします。
(最後にハルと並んで記念撮影をしました)

そして,ヤギたち(ヒツジもいます^^;)と一緒にふれあったり,

エサやりもしたりして仲良くなっていただきました。

どちらのプログラムも,最後にお土産をお渡しして終了しました。

今回のゾウ,ヤギ,ロバの担当飼育員がデザインしたマークの入ったミニエコバッグ,
自然に抜け落ちた鳥の羽根(インドクジャク,エミュー,フラミンゴ)を,説明の紙も付けてお渡ししました。

参加されたみなさん,楽しんでいただけましたでしょうか?
今回の経験で,少しでも新しい発見があり,今まで以上にその動物を好きになっていただけたら大成功だと思います。

3月にも2箇所で実施する予定ですので,御興味のある方はホームページをチェックしていてください^^

※なお,これらのプログラムでは感染防止対策として,事前の体調チェックをした上で参加していただき,実施中も必要に応じて手指消毒をしながら行いました。

種の保存展示課 タカギナオコ