2020年9月3日（木）あの黒いモッフモフは!!!

ヨシガモがふ化してから，2ヶ月。もう立派な大人になりました。ヨシガモに続く朗報です。

十数年ぶりにキンクロハジロが卵を産みました。しかも６卵！

数週間後，検卵した結果まさかの全て有精卵♪

今回もヨシガモと同様，ヘビ対策のため卵を産んだらすぐに擬卵に交換し，孵卵器（フランキ）に移動しました。

ふ化予定日は8月26日～8月31日なので，前日巣から母親が離れた隙に擬卵と本物の卵を交換しました。

無事にふ化するまでは，毎日担当者が目を光らせ，ヘビを捕まえてやるぞー！とメラメラしています。

8月28日　朝，いつも通りエサを食べに母親が巣を離れます。その隙に卵が無事にあるか確認しに行くと・・・ん？？

卵にヒビがありました。はしうちです。もしかしたら明日ふ化するのか！？と思うとウキウキ，ワクワクが止まりません。

8月29日　よく巣のあたりを見ると・・・いた!!!母親のすぐ横に１羽ちょこんと座っている!!!写真を撮ろうとしても周りの草にピントがあい，なかなか撮れずにこの日は断念。しかも，まだ1羽。卵は５個。あまり刺激をしないためにも，そっと遠くから見守ることにします。

8月30日　池の真ん中に黒いモッフモフのキンクロハジロベイビーが浮かんでいます。

数を数えると5羽。残念ながら残りの１卵は，卵から半分体が出ていましたが，途中で力尽きてしまったようです。

その子の分まで力強く生きてほしいですね。

カモさん達は成長がとても早いです。愛らしいヒナの姿はほんの一瞬（笑）

是非，早いうちに可愛い姿を見に来て下さい。

水禽舎担当　西林