飼育員ブログブログ
2020年6月23日(火)名前が付きました~オオコノハズクの巻
オオコノハズクは前任者から,「バルちゃん」や「バルタン」と呼ばれていました。
ザリガニを彷彿させる異星人に似ているという理由で,「バルタン」です。
確かにシュッと細くなると,似てなくはないけれど…。
オオコノハズクは女の子なので,
バルタンならば星人というよりはシルビーじゃないかな。
ということで,前任者の思いを汲みつつ,「シルビー」にしました。
シルビー,バルタン,星人…何の事やらさっぱり分からない解説と思いますが,
一定の年齢以上の方には懐かしい名前だと思います。
シルビーが,救護センターから京都の森シカ舎前にある東鳥類舎に移った当初は,ひたすら人目につかない一番奥の隅っこにいました。
カワセミ室との仕切り扉に止まっていたことも。
扉を開けるたびに,嘴をパチンと鳴らして怒っていました。
いや,でも,そこに居てるからやん!
最近は中ほどの枝に止まっていることもありますが,
目を凝らさないと気がつかないかも。
羽の色と模様がクヌギやアベマキの樹皮に似ているので,体も目も細めていると,まるで木のように見えてしまうのです。
普段は目を細めていますが,近づくと怒って,オレンジ色の目をカッと見開きます。
「気安う近寄らんといてんか! ソーシャルディスタンスやで!」
小柄で愛らしいフクロウです。ぜひ,シルビーに会いに来てくださいね。
オオコノハズク担当 吉川