2020年2月23日（日）高齢動物（ナイル）のアンケートを行っております

ナイルへのたくさんの花束とお手紙ありがとうございます。
私は現在副担当として，また以前は主担当として，
ナイルの飼育に関わらせていただきました。

おそらく高齢動物を堂々と来園者の皆さんに展示することは，
ある種挑戦的な部分もあり，今回飼育の中でしてきたいくつかの選択は
（正解不正解という2択ではないと思いますが），本当によかったんだろうか，
と考えることもありました。

そして，お手紙をいくつか拝読させていただく中で，
（また以前私が関わっていたいくつかの高齢動物の飼育をする中で）
来園者の皆さんはナイル（を含めた高齢動物）の飼育を通じて，
何を皆さん得ていたのだろう，感じていたのだろう
そして，生活の中で何か変化したことはあったのだろうか
というおそらくいただく「お手紙」だけでは拾えない声というのも
たくさんあると思っております。

そこで，今回高齢動物の飼育に関するアンケート調査をやらせていただいております。
個々人の死生観に触れるというのは，少々プライベートな分野かと重々承知するものではありますが，
この先いずれは必ず迎えるであろう動物の高齢化と死，それについて我々はどう向き合い，伝えればいいのか
考える資料として，お一人お一人のお考えを賜れれば幸いです。

基本的には，環境保護（紙資源の利用削減）の観点からインターネットでの回答を受け付けております。
場所は，献花台と図書館カフェ2階で催している「FIRST LION」展に掲示してあるQRコードをご利用ください。
なお，本日開催した「どうぶつ映画会」「講演会 LAST LION」では，紙ベースの集計も行わさせていただきました。
今後のナイル追悼企画（3/1 「講演会LAST LION」）でも紙で実施させていただきたいと思っておりますので，
もし，インターネットは難しい…という方は，そちらもご検討くださると幸いです。

元ライオン飼育担当　松ぞうじゃない方