飼育員ブログブログ
2019年9月26日(木)獣医室だより027 アジアゾウの栄養判定
先日アジアゾウの体躯測定を行いました。
飼育員が測定をした後で,獣医師も栄養判定を行います。
その名もボディ・コンディション・スコアリング。
BCSと略されるこの判定,ウシを取り扱う仕事の方はよくご存じではないでしょうか。
外見上の体のへこみや,触った時の皮膚の様子から,その個体がどのような栄養状態にあるかを判定する方法です。
この日計測したのはトンクン。
骨の突出の有無,肋骨が見えるか,肩甲骨や骨盤が見えるかなどを確認して,フローチャート式にスコアリングを行います。
また,状況に合わせて適宜触診も行い,栄養状態の判定を行います。
今回のトンクンのスコアは前回と変化なく,栄養状態良好でした。
今後も,よく食べ元気に育ってほしいと思います。
なお,このBCS,野生鳥獣救護センターで救護された鳥類にも行っています。
機会があれば,またご紹介します。
土佐