飼育員ブログブログ
2019年9月2日(月)獣医室だより024 カメのラベリング
以前フンボルトペンギンの識別のため翼帯を使っていることをご紹介しました。
では,カメの場合はどうでしょうか。
集められた若いニホンイシガメとクサガメ達。
キィーーンという甲高い機械音とともに,暗く微笑む獣医師の魔の手が…
…これ,実は歯科用ドリルを使ってカメの甲羅にラベリングしてるところ。
カメには翼帯や脚環を取り付けにくいので,当園では,甲羅を使って個体識別をしています。
穴が開いても生きていくのに問題のない、甲羅の外縁部に小さな穴を開けてラベリングとします。
ラベリングの終了したニホンイシガメ。
甲羅の前方と後方に1か所ずつ,穴が開いています。
処置中あまり暴れることもなく,その後カメ池に離されて悠々と泳ぎだしました。
土佐