飼育員ブログブログ
2018年7月31日(火)【閲覧注意】7月29日は「Grobal Tiger Day」でした。 その②(このブログには屠体の画像が含まれています。)
(このブログには,屠体の画像が含まれています。
閲覧には十分ご注意ください。)
先日28日に,Grobal Tiger Dayにちなんでイベントを行いました。
(本来のGrobal Tiger Dayは7月29日です。)
その①では,Grobal Tiger Dayイベントの午前中の様子を紹介しました。
その②では,昼からのイベントの様子を紹介します。
まずは,紙芝居「トラちゃんのさとがえり」の上演です。
FoE Japanという国際NPO法人が作成した紙芝居で,
動物園で生活する「トラちゃん」がタイガの森を冒険する物語です。
私たちの生活とタイガの森のつながりも紹介しました。
そして,その後には
「イノシシの屠体を与えて,観察してみよう!」を開催しました。
今回,イベントにご協力いただいた,
「 Wild meǽt Zoo(ワイルド ミート ズー)」さん。
こちらの団体は、獣害で捕獲・駆除されたイノシシやシカのうち,
ジビエとして流通できないものを,動物園の動物に与えることで,
地域の獣害駆除課題と、動物園の動物福祉課題、双方の解決を目指しています。
地域社会における動物園の新たな役割、社会的価値も見出していきたいそうです。
Facebookページは、こちら。
イベントには,多くの方が参加され,申し訳ないことに抽選となってしまいました。
25組63名の方が応募され,
幸運な7組に非公開グラウンドでの観察を体験していただきました。
まずは, Wild meǽt Zooの大渕氏より,レクチャー
そして,今回動物園用に用意していただいた屠体の紹介をしました。
今回は,特任園長「オク」にイノシシを与える様子を観察しました。
次々と繰り出される,ネコ(トラ?)パンチの応酬。
いつ食べるのかと期待をしていましたが,
観察している間にオクは食べてはくれず,
参加者が期待していたであろう内容とはちょっと違うことになってしまいました。
他の動物園でも初めて行われた際には,
同じようになかなか食べなかったようです。
今まで見たことのない新しいものをもらって,
「オク」にはとても刺激的な体験になったかもしれません。
野性味を感じるには惜しい展開でしたが,
動物園で生活するトラと森のつながりを感じていただけたら
と思います。
以上で,今回のイベント報告は終わりますが,
また同じような企画を継続的に実施できるように検討したいと思います!
イベントにご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
アムールトラ 担当 オカベコウタ