救護センターブログブログ
2018年7月30日(月)そばにいるよ ツバメ
京都の森にある救護センター掲示板では
京都市内で見ることのできる野鳥を随時,紹介しています。
今回はツバメです。
春から夏にかけて,ヒナに関する問い合わせが最も多いのがツバメです。
ツバメは人が出入りするところに巣を作るので,
「ヒナが落ちた」「地面にいて飛べない」など,何かと目につきやすいのでしょう。
くれぐれも,ヒナを拾わないでくださいね。
野鳥がどこにどんな巣を作っているか,ほとんど目にする機会はありませんが,
ツバメなら,巣を作るところから,ヒナを育て上げるところまで,
つぶさに観察できます。
スーパーマーケットの入り口で見かけたヒナ。
4日後に見ると,少し成長した様子。
さらに5日後,すっかりツバメらしくなっていました。
翌日,2羽はすでに巣立ち,残るは2羽のみに。
まだ自分で餌を捕れないので,親ツバメが餌をくれるのを待っています。
8月になると,そろそろ塒(ねぐら)入りの時期になります。
日没前にアシ原に集まり,みんなで夜を過ごすのです。
やがて秋の気配を感じる頃になると,南の国を目指して旅立っていきます。
また来てね~♪
救護センター掲示板の前庭にはワタの花が咲いています。
茶色いワタができる品種です。
花の後,緑色の大きな実が生り,やがてパカッとはじけます。
こちらも成長を見守っていきたいと思います(*^_^*)
救護センタースタッフ 吉川