飼育員ブログブログ
2018年3月19日(月)気になる木
2月25,26日と3月5日にゾウ舎のグラウンドで植樹工事がありました。
これまでゾウのグラウンドには,夏場に涼むことができる日陰がほとんどありませんでした。
背の低い木が何本かありましたが,その木も大きく育つ前にゾウたちに食べられてしまい,困っていました(-.-)
そのため,今回の工事では,夏場にゾウたちが涼める木陰を作るために,大きな木を3本植樹してもらいました。
大改造!○的ビフォーアフター風に,
Before
「背が低いうえに,枝を食べられてしまって,無残な姿だった木が・・・」
After
「なんということでしょう!こんなに立派な木に生まれ変わりました!」
それでは,グラウンド全体を見てみましょう。
Before
「ゾウの森とは呼びづらい,樹木の存在感の無さも・・・」
After
「どうでしょうか!匠の手によって,ゾウの森にふさわしい立派な木がグラウンドに立ちました!」
さっそく,気になって枝を触ろうとする冬美トンクン
木が立派なので,ゾウたちが小さく見えます♪
大きなケヤキの木は4月頃から葉が茂って,夏場にはゾウたちが涼める木陰をつくってくれるでしょう。
秋から冬には落ち葉がゾウのおやつになります。
大きなカシの木も,秋にはドングリが落ちておやつになります。
自然の力はありがたいです。
ちなみに・・・
昨年,タンザニア研修で出会った野生のアフリカゾウたちも,群れで木陰に「おしくらまんじゅう」していました。
乾季には葉が茂っている樹木が少ないので,狭い木陰にギュウギュウ詰めです。
今年の夏は,こんなふうに木陰で涼んでもらえたらいいな~
ゾウ担当 セオ