救護センターブログブログ
2018年3月19日(月)ツグミ?
ネコによる襲撃,ネコ害が相次いでいます。
ネコにしたら小鳥を食べる気などさらさらなく
ちょっと遊びたかったとか
飼い主にみせたかったとかなのでしょうけど
野鳥たちにしたら,たまったものではありません。
この鳥も飼い猫の被害に遭いました。
オフホワイトの眉斑(眉毛のような模様),赤茶色の翼,
お腹には黒いうろこ模様があります。
ツグミの特徴を備えていますが,何やろ,このウズラ感は…。
体が丸っこくて,ツグミというには何か足りません。
どれどれ,確認。
あああああぁ,ない!尾羽がない!全部ない!
ネコから逃れようとして尾羽を失ったようです。
尾羽は飛んでいるときに方向転換したり
着地するときにスピードを調整するブレーキの役目をしています。
尾羽がないと,うまく飛べません。
ですので,すぐに野に放つと,また狙われるのではと心配です。
少なくとも尾羽がちゃんと生えてくるか確認できるまでは
保護することになりました。
ツグミは冬鳥ですが,4月下旬ぐらいまでは日本にいて
シベリアへ帰っていきます。
ピョンピョンと弾んでホッピングをする鳥で,5~6歩歩いては立ち止まり,
胸を張ってキョロキョロとあたりを見回します。
「ダルマさんが転んだ」歩きをすると,親しまれています。
見かけたら「ダルマさんが転んだ」とアテレコしてみるのも面白いですよ。
救護センタースタッフ 吉川