飼育員ブログブログ
2016年3月15日(火)鳥類舎事件簿~その7~
様々な植物が芽吹いてきています。もう春ですね^ ^
日々,変化がある野鳥舎ですが,このところ続けて新しい仲間たちが増えているので紹介がてらちょっとした事件(!?)をお話ししましょう。
NO.21 1羽足りない!
ウズラの高齢化により,とうとうおじいちゃん1羽だけになってしまいましたので,6羽の若いウズラを搬入しました。
野鳥舎に入りたての頃はまだ慣れていなくてバタバタしていました。
最近は天気の良い日には砂浴びをしたり,日光浴をするなど落ち着いてきました。
しかし,全部で7羽いますので以前より毎朝の確認をとるのに時間がかかります。
いくら数えても1羽足りないこともしばしば。
最後の1羽を見つけようと,探していると・・・・・
いました!!
わかりますか?
冬の間,うずくまれるように入れておいた芝の枯草の中にすっぽりと入っていたこの姿。
いつもかくれんぼの鬼になった気分で最後の1羽を探すのでした。
NO.22 ちゃんと食べてるかなぁ・・・・
そのあとに新たに入ったのはメスのアオバト。
救護センターに保護されてきましたが,翼をケガしていて野生では生きていけないため野鳥舎に仲間入りしました。
羽はツヤがなく,ボサボサしている状態で,初めての場所で戸惑っていました。
他の仲間とは特に問題ないようでしたが,エサを食べているのを全く目撃できずちゃんと食べているのか心配で,夜はこのアオバトだけをケージに入れ,エサを入れておく日々でした。
しかし,エサの減り具合は非常に少なく,まだまだ安心できません。
日中は仲間たちと一緒に過ごして少しずつ環境にも慣れてきました。
そこで,夜もケージに入れずそのままみんなと過ごさせることにしました。
昼行性の鳥たちは,夕方から夜明けまではあまり場所を移動しません。
そのため,フンがその下に積もっています。
アオバトのいる場所にもこんもりとフンが!
それを見て,ちゃんといっぱい食べていることが推測でき,安心しました。
今ではエサをあたえるとすぐに食べに来ます!
羽もきれいになって,とても元気です!
めでたしめでたし^_^
ちなみに先住のアオバトは2羽いて,両方オスです。
オスのアオバトは,折りたたんだ翼の一部が赤っぽい色をしています。
メスが来て嬉しいかな?
種の保存展示課 タカギナオコ