2015年10月16日（金）鴨（川）等間隔の法則

すっかり秋です。
そろそろカモ類が渡ってくる季節です。
カモたちだけではなく，冬の園内は夏に比べて野鳥が多くみられ楽しいです＾＾

渡りをせず留まっているカモたち（留鳥といいます）も，夏の間はあまり見られませんでしたが疏水を見ていると最近は増えてきました。

毎日ここを通るたびに観察しているとある日の朝･････

こ，これは！！！

京都名物（？）「鴨川等間隔の法則」にのっとったカップルたちではないですかっ！

マガモのペアが３ペア，等間隔で休んでいました。

そして，夕方また同じ場所を見ると････

マガモとカルガモそれぞれオスもメスもバラバラに休んでいました。

行動学に「スペーシング」という言葉があります。
私たちヒトもそうですが，相手や状況によってとる間隔は違います。
親しい相手とは近い距離でいたり，あまり親しくない相手とはあまり近づき過ぎると不快に感じたり，二人きりでいたい時は他とは距離を取りたかったり･････

カモもそうなんでしょうかね＾＾

そんなことを考えながら観察していました。
これから，どんどん増えていく冬の野鳥たちが楽しみです。

疏水べりのツタも真っ赤に染まってきましたよ。

園内の動物も，野鳥たちもみなさんをお待ちしております。

種の保存展示課　タカギナオコ