飼育員ブログブログ
2014年10月9日(木)鳥類舎事件簿 ~その4~
みなさんこんにちは。
季節はすっかり秋になり,朝晩肌寒くなりましたね。
今回の事件簿はそんな季節の話題からスタートです!
事件簿No.13 寒くなりましたなぁ・・・
ここはトキ舎の池。
なかなか気付いてもらえないのですが,石に見えると思って通り過ぎないでください。
朝の暖かい日差しを浴びて日光浴しているカメがいます。
そして,日本の野鳥とはいえ寒いのが苦手なアカショウビンも
室内にお引越ししました。
めっきり寒くなりましたね。
No.14 オタマジャクシよいづこへ?
事件簿の⑤でお話したトキ舎の池のオタマジャクシ。もう,すっかり姿を消しました。
画面右側に積んである土嚢,この下に「必ずいる!」と言い切った先輩の仰せ通り土嚢をよけて探してみました。
本当にいました ^^; さすが長老!?
これはツチガエルです。
そろそろ冬眠です。
今年の夏はツチガエルたちのオタマジャクシのおかげで,池に藻が発生しても食べてくれて池掃除が楽チンでした♪
No.15 鳥類舎に?
まもなく新施設の「京都の森」の建物ができつつあります。
そんな新動物舎を楽しみにしている非公開の動物が鳥類舎にいるんです。
だ,誰?
ムササビたちです。
ムササビは薄暗くなるころに巣箱から出てきて活動するため,日中は寝ています。
最近,日照時間が短くなったおかげで巣箱から出てくる時間が早くなりました。
運が良ければチラッと姿をみることができるかもですよ。
No.16 おっさん化!?
これはクジャクのメスたちです。
最近,あることに気づきました。
奥にいるメスをよーく見てください。
背中の羽にオスと同じ目玉模様の羽が出てきたのです!
見えますか?
ふつう,メスはこの部分には茶色い地味な羽しか生えていません。
このクジャクは当園のクジャクの中で一番の長老です。
クジャクはキジの仲間。
オスとメスで色の違うキジのメスの中には,年を取るとだんだんオスの羽の色になってくるものがいます。
以前,当園ではコウライキジのメスがだんだんオスの色になってきたものがいました。
さて,このクジャク,どこまでオスの羽に近づくのかこれから見ものですよ~!!
ふぅ。
毎日いろいろありますね・・・・
種の保存展示課 タカギナオコ