飼育員ブログブログ

2013年6月29日(土)噴水池の生物調査


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京都市動物園の中央には歴史のある池があります。私たちはこの池のことを噴水池と呼んでいます。
先日の6月23日に初めて噴水池の生物調査を行いました。

私たちは初めてのことなので京都水族館の方々に調査道具をお借りし,調査の仕方の指導をしていただきました。

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まず,池を覗いて確認できる生物を見てから水温を計りスタートです。

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セルビン(もんどり)と呼ばれるトラップです。これは4か所に仕掛けました。

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あとは直接捕獲する方法です。胴長を履いて池に入り,タモ網で捕まえます。
当園の職員も,京都教育大学付属小学校の先生も一緒に行いました。

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これは投網。きれいに開いています。
私も教えていただき,やってみたのですが難しかったです・・・・。
プロの技です!

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捕獲が終わったら仕分けです。
ここが一番難しいところ。全部水族館の方々にやっていただきました ^^;

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そして,一番大きなものと一番小さなものを計ります。

調査結果は・・・・
生息していた生物の多くはモツゴとメダカ,そしてミナミヌマエビの外来亜種でした。
そのほかには,コイやフナ,ソウギョ,ヨシノボリ,アメリカザリガニなどです。

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これはドンコ。

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そして,ちょっとうれしかったのがこの「ヤリタナゴ」です。
残念ながらさらに希少である「イチモンジタナゴ」は確認できませんでした。

この生物調査はいずれ,地域のみなさんと,そして市民のみなさんと環境について考えながら一緒にできるように企画していきたいと思っています。
はるかかなたの生き物を守ることも大事ですが,まずは私たちの足元にいる小さな希少動物を守っていくことから始めたいと思います。

 

種の保存展示課  タカギナオコ