生き物・学び・研究センターブログ

2016年6月12日(日)実のなる木 壱

新「京都市動物園」構想に基づく園内整備で,樹木なども新しくなりました。
そこで,現在,旬を迎えている実のなる木を御紹介したいと思います。

まずは,コレ!なんだか分かりますか?

場所は「ゾウの森」北側です。そのため,園内からはご覧いただけないのですが,二条通りからご覧いただけます。

実は私も通勤途中に気づき,味見しなきゃ!と思いました。
答えは「ビワ」です。

もう,すでに実はあげてしまって,残っていませんが,今後も毎年この時期の「旬」の食べ物として,ゾウたちにプレゼントしていきたいと思います。

ちなみに,御相伴に預かったのですが,今年の実はとても「すっぱかった!」ので,花が咲き,実をつけ始める前にゾウの糞の肥料を施肥してみようかなと思っています。トンクンは旬の食べ物であることが分かるようで催促してきましたので,ちゃんとあげました。

動物園の樹木や草本は飼育動物の餌としても活用しているので,そんな視点でも園内を観察してみてはいかがでしょうか。

【枇杷(ビワ)】
目:バラ
科:バラ
属:ビワ
学名:Eriobotrya japonica
英名:Japanese loquat,Japanese medlar,Japanese plum,Loquat

備考:常緑高木及び食用となる果実
    漢方で葉「枇杷葉(びわよう)=利尿,止渇,健胃,鎮咳,去痰」や種「枇杷仁(びわにん)=鎮咳」が効果があるとされている。

生き物・学び・研究センター
和田