救護センターブログブログ

2021年2月24日(水)そばにいるよ ルリビタキ

京都の森にある救護センター掲示板では
京都市内で見ることのできる野鳥を随時,紹介しています。
今回は,ルリビタキです。

幸せの・・・と言えば,青い鳥。
青い鳥を見かけると,何だか良いことがありそうで,ウキウキします。
その代表格は,オオルリ,コルリ,ルリビタキ。
  
名前にもちゃんと青色を表すルリ(瑠璃)の字が入っています。

この3種は,青い鳥御三家や瑠璃三鳥(るりさんちょう)とも呼ばれています。
オオルリとコルリは,春になると海を越えてやってくる渡り鳥です。
ルリビタキは,秋が深まる頃に山からおりてくる漂鳥(ひょうちょう)です。
ということは,冬に見ることができるのはルリビタキだけ。
暖かくなると山に帰ってしまうので,今が幸せの青い鳥に出会えるチャンスです。

今は昔。和歌山の梅林に出かけた時に,あちらこちらの梅の木にルリビタキがいたことがありました。
梅そっちのけでバードウォッチングをした思い出があります。

都会っ子の鳥ではないので,京都市内のどこにでもいるわけではありませんが,
府立植物園のような緑の多いところでは,案外そばにいたりします。

 植物園にて

オスの明るい青と黄色の羽は,木々が茂る薄暗がりでも目を引きます。
この色合いになるまでに2年以上はかかるとか。
美しくなるためには,色々と試練がありそうですね。

                             救護センター担当 吉川