救護センターブログブログ

2021年2月19日(金)ツツドリとアオバズクの近況

昨年の秋から保護しているツツドリアオバズク
 

2羽とも,春に日本にやって来て,秋に南の国へ帰っていく渡り鳥です。
ケガが癒えた頃にはすっかり冬になり,渡りの時期を逸してしまいました。
春が来るまで,寒い京都の暖かい室内で越冬しています。

 
ツツドリは天井近くのダクトがお気に入り。
ポールハンガーを使って止まり木を設置したら,
こちらにも止まるようになりました。


アオバズクは置物のように,じっとしています。

2羽がいる部屋はそれぞれ哺乳類用に設計された部屋なので
止まり木を取り付けるところがなく,工夫のし甲斐があります。

まだ2月なので寒い日が多いですが,
春のような陽気の日には,室外のケージで日光浴をさせています。
外に出ると何だか活き活きしているように見えます。

今後,最低気温が10℃を上回る日が続くようになれば
暖房のない広いケージに移す予定です。
若葉が芽吹き,鳥たちの餌となる虫がうごめく頃に放野できればと考えています。
それまで元気に過ごしてくれますように。

                        救護センター担当:吉川