救護センターブログブログ

2020年10月1日(木)9月の救護センター

9月は夏鳥を含む8羽の野鳥の持ち込みがありました。

この時期の夏鳥は,海を越えて南下する渡りの最中です。
救護センターで保護する期間が長くなれば,渡りの時機を逸してしまい,
春まで保護する事態にもなりかねません。
夏鳥が来ると,渡りに間に合うかどうか,ハラハラします。
救護センターに来た夏鳥は,キビタキ,メボソムシクイ,アカショウビンです。

 キビタキ
 メボソムシクイ

キビタキとメボソムシクイは軽症だったので,無事に放野できました。
今頃はどこまで飛んでいっているのか,道中の無事を祈るのみです。


アカショウビンは事故に遭い,油汚染が原因で亡くなりました。

久しぶりにホンドギツネの持ち込みもありました。
交通事故に遭い,ぐったりとして立てない状態で運ばれてきました。


ようやっと壁に寄りかかりながら伏せの姿勢ができるようになりましたが,
立てるようになるまでには,まだ時間がかかりそうです。

動物園にいるホンドギツネのキョウくんも,救護センターに来たときは全く立てず,時間をかけて徐々に歩けるようになったので,
この子もそんなふうに回復してくれればと願っています。

救護センタースタッフ 吉川