救護センターブログブログ

2020年7月30日(木)クイズでガイド6 ホンドギツネの答え&ハヤブサクイズ


ホンドギツネクイズの答えは,「単独で行動する」でした。

ホンドギツネは他のイヌ科の動物のように,ずっと群れで行動することはありません。子育ての時期に母系家族の群れを作りますが,子どもが巣立つとそれぞれ単独生活を送ります。
子どものメス(娘)は巣立った後,母キツネのテリトリー内にいて,次の年に母キツネが出産する時には手伝いに来ます。
母キツネの子育てのヘルパーをすることで,自分が出産する時の予習をしているのではないかと言われています。

爪を出し入れできるのは,チーター以外のネコ科の動物の特徴です。
ホンドギツネのキョウの爪を見てみると,やはり出っぱなしですね。

ところで,ホンドギツネを「本当ギツネ」と思っていませんか?
ホンドを漢字で書くと「本土」です。
動植物の和名には地域名が付けられることがあり,本土の他にも,日本,蝦夷,奄美,琉球などがあります。

ホンドギツネのキョウは交通事故に遭って救護センターに来ました。

保護された当初は足がマヒしている状態で歩けませんでしたが,長いリハビリの後,歩けるまでに回復しました。
しかし,歯がほとんど抜け落ち,野生で生きていくのは困難なので,動物園で飼育展示されています。

ホンドギツネは警戒心がとても強く,キョウも極度の恥ずかしがり屋さんなので,目が合うとそそくさと奥へ引っ込みます。
ごはんの時は,キョウの姿が見られるチャンスですよ♪

夜に活発に動くので,まったりと昼の時間を過ごしているときもあります。

ホンドギツネ,ホンドタヌキ,ニホンアナグマ,ニホンリス,ムササビと可愛い哺乳類がいるエリアを進んでいくと,お地蔵さんがあり,その横にハヤブサの鳥舎があります。

ではハヤブサのクイズです。
できたてホヤホヤの新作です。

答えは次回に (^^)/

                               救護センター担当 吉川