救護センターブログブログ

2020年2月18日(火)1月の救護状況

<救護件数>
1月は鳥類3種3羽の搬入がありました。
全羽,無事に野生へと帰っています。

                 マガモ

                 メジロ

              シロハラミズナギドリ

<救護原因>
背中に木の枝が刺さったマガモが搬入されました。

今回は木の枝でしたが,人が放置したゴミなどが原因となって,
ケガや病気になってしまう野生動物がいます。
特に水辺で生活をするカモ類やサギ類は放置された釣り針に刺さってしまったり,
釣り糸に絡まって身動きがとれなくなり最悪の場合には死亡してしまうケースも
あります。

釣り針を飲み込んでしまったマガモ  嘴から釣り糸が出ている



          翼に釣り針が刺さったダイサギ

家庭ゴミが野生動物の命を脅かすこともあります。
長時間放置されたり,外から丸見えになった生ゴミは野生動物にとっては
格好の餌となってしまいます。

                丸見えの生ゴミ
視力のいいカラスやトビ,臭いにつられたキツネなどを誘引する原因にも

また,田畑に置かれた生ゴミが野生動物の餌となってしまうケースもあります。
はじめは生ゴミだけでも,そのうち作物まで荒らす可能性も出てくるでしょう。

これまでは山や森の環境が悪化し,食べ物や住処が少なくなったため,
野生動物が人里に降りてきているといわれていました。
しかし近年では,こういったゴミを目当てに人里に現れる野生動物が多くなって
きているのです。
こうして餌場を覚えた野生動物はどんどん人里を降りてきて,
誤って異物を飲み込んでしまったり,交通事故の被害に遭ってしまいます。

また,ゴミの散乱や糞尿による衛生環境の悪化,
最悪の場合,人的被害がもたらされることもあります。

<対策>
ゴミは決められた場所・日時に適切に処理をしましょう!
ポイ捨てが野生動物の命を奪ってしまうことはもちろん,
家庭ゴミにより思わぬところで餌付けをしてしまっていることがあります。
人と野生動物がお互いに安心で安全な生活をするためには,
適切な距離を保つことが大切です。
こうした距離を不用意に近づけてしまったり,壊してしまうことがないよう,今一度,ご注意いただければ幸いです。

       生ゴミは水気を切って新聞紙にくるむと◎

言わずもがな,かわいいからといって野生動物に食べ物を与える行為は,
人も動物を不幸にしてしまう行動ですので絶対にやめましょう!

ご協力の程,よろしくお願い致します。

救護センター担当 アベ